この記事は、「効率的な発音トレーニング方法」についてまとめた記事となります。
※注意!この記事を読む前に「発音トレーニング〜マインドセット編〜」を読むことをお勧めさせていただきます🙏
さて!大変お待たせいたしました。
発音トレーニングの
マインドセット
と
練習方法
前回は「マインドセット」についてまとめましたので、今回は「練習方法」について触れていきたいと思います!
発音は「音の集合体」
日本語と英語の発音の違いは一体なんなのでしょうか?
まずそこから責めていきましょう!
一番の違いは、
日本語の発音には必ず
「母音が最後にひっつく」
ということ。
ちなみに、母音というのは日本語で言うところの”あいうえお”です。
英語なら”A, I, U, E, O”に当たりますね。
1番分かりやすいのが、
「ローマ字」ですね!
例えば、
私の名前はドミ男と言います。
これをローマ字にすると、
Wa ta shi no na ma e wa do mi o to
i i ma su
この通り、一文字ごとに必ず母音がついてるのが分かりますか?
母音がつくことで
より一層「発音感」が出てくるんです。
それに対して、例えば「舌打ち」。
あれは別に「発音」ではないですよね。
なんというか、ただの「音」。
英語の発音にはそのただの「音」という感覚が大切なんです。
例えばみなさん大好き”th”の発音は
舌を少し噛んで息を吐きながら舌を元の位置に戻すと出るただの「音」なんです。
それに、
1,母音の”i”の音。
2,舌先を上につけて息を吐くと出る音。
この2つを組み合わせると、”This”という単語が出来上がるというわけですよ。
つまり
「音と音が繋がってい単語の発音になる」
ということを頭の中に入れておいて頂きたいわけです!
頑張ってカタカナで「ディス」って表記しても、"S"と"SU(す)"は全く違うんです!
発音のグループ化
仕方のないことなんですが、どうしても発音トレーニングをするとなると、
ではまずAの発音から…
こんな感じで
アルファベット順に初めてしまうわけですよ…
それの何がダメなの!?
別にそれが悪いわけではありませんが、
残念ながら
効率はよろしくありません。
別の記事で詳しく話しますが、”A”の発音は1つではないんです…
簡単な単語で言うと、
”All”という単語。
”A”から始まるのにも関わらず、発音は”O”の発音ですよね。
やだぁ…
だからこそ!アルファベット順に発音練習をするのはオススメできません!
と言うわけですよ!
ではどうするべきか…
発音のグループ化をするんです!
同じ口の形で発音できるものをグループ化して、ひとまとめに練習しちゃおうという作戦です。
有声音/無声音の発音
これまで、幾度となく私は「発音!発音!」と申し上げておりますが、厳密に言うと少し違います。
それぞれのアルファベットの発音の事を”Phonics(フォニックス)”と言います。
そのフォニックスについてですが、
「有声音と無声音」
というものが存在します。
なんだそれ?
あまり聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、要は
「喉から音出てるか/息が出てるだけか」
この2つです。
ひらがなの「あ」。これは有声音です。
冬に手を温める為に息を「ハァー」っと吐く。これは無声音です。
なんとなくイメージすることができましたかね?
もう少し感覚的に説明をすると、
喉に手を当て、「あー」と声を出すと、振動しているのがわかりますか?
これが有声音です。
喉に手を当て、「ハァー(さっきと同じハァー)」と息を吐くと、振動していないのがわかりますか?
これが無声音です。
英語のフォニックスは主に、この2つのグループに分けられます。
発音(フォニックス)
トレーニング実践
まず最初にこの2つのグループに分けることができると、いよいよ発音トレーニングに入っていきます。
最初のグループは”B”と”P”と"M"。
BとPとMの発音トレーニング
彼らは“破裂音グループ”です。
ここでの破裂音という概念は、
息が一瞬止まるイメージのこと
だと思ってください。
これと同じ口の形をするんですが、”破裂音グループ”には入れなかったものがいます。
それが、”M”です。
Mは先ほどのBとPとは違って、
息が止まりません。”空気押し出しグループ”です。
0から100で息を放出しているわけではありませんね。
鼻から空気が抜けていっているので、一度鼻を摘んで発音をしようとしてみてください。
無理なんで。笑
注!ゆっくりやってください!激しくしてしまうと耳がサヨナラします。
DとTとNの発音トレーニング
これも同じ”破裂音グループ”です。
しかし、BとPと違うのが、口の形。
これらは舌先を使います。
“M”と同じく、同じ口の形なのに”破裂音グループ”ではなく”空気押し出しグループ”に入ったのが、
”N”になります。
これも鼻から空気が抜けていっているのが分かるかと思います。
VとFの発音トレーニング
これら2つとも、MやNと同じく”空気押し出しグループ”になります。
下唇を少し噛み、歯を見せます。
最初は大袈裟に!
これがポイントです
唇が引っ付くと…BとPの発音になります
GとC,Kの発音トレーニング
これらも”破裂音グループ”に入ります。
喉で息を止めていたものを一気に放出するイメージ。
ZとSの発音トレーニング
この2つは
”空気押し出しグループ”になります。
舌先を下前歯に当てて空気を出します。
THの発音トレーニング
みんな大好き”Th”の発音ですね!
こちらも
”空気押し出しグループ”になります。
もう多くの人がご存知かと思います。
舌先を軽く噛んで、息を吐きながら舌を戻します。
以上でグループ化が終了となります。
ほら、これだけのグループ化をするだけで、こんなにカバーすることができちゃいました。
残りのカバーできていない部分に関しては、次回に回したいと思います!
まとめ
いかに同じグループにまとめられて、1回で複数のことを覚えられるor練習できるかが大切になってまいります。
これは何も発音トレーニングに限ったことではなく、英単語を覚える際にも使えるテクニックです。
今回の記事のまとめは、
- 無声音/有声音の2つのグループに分ける
- 同じ口の形or発声方法でグループ化する
- “破裂音グループ”/”空気押し出しグループ”でグループ化する
あとは練習です!
次回は、母音と残りの発音練習についてまとめたいと思います!