英文法

【英会話】外国語をマスターするのに必要な期間は6ヶ月!?

言語習得に必要な期間は半年!?

※この記事は、「英語勉強したいけど、ハードル高いなぁ」「外国語が話せるようになるにはどのくらい時間がかかるんだろう?」「手っ取り早く話せる様になりたいなぁ」という様なお悩みを持っている方に向けて書いております。

一見途方もない努力と時間をかけないと、話せる様にならない。というイメージがある外国語ですが、実はたった6ヶ月で話せる様になる!と言われると驚きませんか?

実際に心理学者でもあり、言語学者でもある、クリス・ロンズデール氏はそういう研究結果を出しております。

TED+Talksでも詳しく解説しておりますので、ぜひチェックして見てください!

日本語字幕を設定することができます。

それが本当なら大革命ですよね!

2つの誤解

彼の言い分を解説する前に2つの誤解を解く必要があります。

  1. 外国語を学ぶのに才能は必要ありません。
  2. その国に行って外国語を浴びる必要もありません。

つまり、学校のテストが最初から最後まで0点だろうが、100点だろうが全く関係ないし、外国に行くためにパスポートやビザを取る必要もないということですね。

言語習得には才能なんていらない。留学なんていらない。

果たして本当なのでしょうか?

クリス氏は以下の通りにすれば、誰でも外国語をマスターすることができると言っています。

5つの原則7つの行動

クリス氏が言っていることをざーーっくり要約すると、5つの原則と7つの実践があるそうです。

これらの行動をすることで、半年で外国語をマスターすることができるとのこと。

どれか1つでも行動することでかなりの効果が期待できるとのことです。

原則その1 自分に関係することに集中する

「注意力」、「意味」、「関連性」、「記憶」これら4つには学習おいてかなり重要な役割を担っています。

私ドミーの実体験にはなりますが体験談を1つ。

ドミーは小さい頃「蚊がどうやって血を吸うのか」がすごい不思議に感じておりました。

血を吸う→血が出る。→痛いはず。なのに痛くない!何でだろう。

そこで、少年ドミーはこう思ったわけです。

「次蚊が止まったらよく観察してみよう!」

まもなくしてそのチャンスは訪れました。

少年ドミーの右腕に止まったそれは、明らかに蚊ではなく、巨大なハエの様なものでした。

今思えばそれは"アブ"と呼ばれる虫だったんですね。

ただ、そんなことなんてつゆ知らず、

「うぉ!!でっけぇの来た!」

と馬鹿みたいにはしゃいでおりました。

"アブ"というのは、刺されたらかーなり痛いんです。

払おうとなんてしないので、その"アブ"は容赦無く少年ドミーの右腕を刺しました。

激痛に驚いた少年ドミーは急いで父親に話しました。

そしてその虫が「蚊」ではなく「アブ」という虫だったことを知りました。

それ以降、でっかいハエのような虫が近くに来たら、怯えて逃げ回るようになりました。たった1回の失敗で。

6ヶ月で言語習得できる!?

この"アブ"という虫を覚えるために、何度も書いたり刺されたりしたわけではありませんが、覚えてしまったわけです。

果たして少年ドミーは天才だったのでしょうか?残念ながら違いますね。

これが"注意力"になります。

何も外国語を学ぶのに命を張れと言っているわけではありません。

自分の目標に必要なものなのであれば、そこに"注意力"を置くことも可能ですね!

例えば、携帯の言語設定をその外国語にすれば、操作するのに不便になるので、必死に覚えようとしますよね!

原則その2 学習初日からその言語を使ってコミュニケーションをとる

「ある程度話せる様になってから英会話教室通おう」「まだ下手くそだから人前では話さない様にしよう」

外国語を話すのに必要な期間は6ヶ月

非常にもったいない考え方です。せっかく話すチャンスがあるのであれば、どんどん話しましょう!

我々日本人は、なぜ日本語を忘れないのでしょうか?

それは嫌でも毎日日本語を使うからです。

忘れる暇もないというわけですね。習いたい言語もその状態にしてしまえば良いという訳です。

方法としては、アプリを使って外国人とチャットするでもいいし、身内の人に了承を得て、ラインやメールをその外国語と日本語2つ送る。とかもありですね!

原則その3 理解可能なインプットを繰り返す

初めのうちは何となくでも意味がわかれば、その後は自然と正しく理解できる様になります。

自分が学びたい言語で、自分が好きで何回も見て結末も知っている映画を見よう!

何でも良いからとにかくその言語を聞けば良いんでしょ?

自分の興味のないものを題材に、無理やり耳にその言語を流してもあまり意味がありません。

聞く気持ちがなくなる可能性があります。なにより、続けることが難しくなってしまいます。

好きな(もう見たことがある)映画であれば、まず見ることに抵抗感がなく、継続することが簡単になります。

さらに、シーン別で表現を知ることができます。

英語を話せる様になるには6ヶ月必要

字幕にも吹き替えにも、実はいろんな制限があるんです。その言語ならではの表現を知ることができるのは1つのメリットですね!

原則その4 外国語学習は筋トレ

クリス氏の研究によると、

「文法中心に勉強をしたグループ」よりも「理解可能なインプットで学習したグループ」の成績の方が良かったそうです。

外国語をマスターするのは、一種の筋トレに近いものがあります。

半年で英語をマスターする方法

ダイエットや筋トレも、今日やったからといって、今日や明日に5キロ痩せたり筋肉がついたりする訳ではないですよね。

外国語も、「普段聞きなれない言葉を自然と耳に入れるようにする筋トレ」です。

大好きな俳優さんとかの英語を真似してみると良いですよ!

原則その5 心理状態が重要

1つのポイントは、「ハードルを高くしすぎない事」と「他人と比べない事」です。

「現段階でのあなたのレベル」と「高すぎる目標のレベル」を比べてしまうと、いつまで経っても「できない」とネガティブな感情に囚われてしまいます。

小さな成功体験を重ねて、「過去の自分のレベル」と比べる様にしましょう。

7つの実践について

5つの原則では、外国語を学ぶ上で大切なポイントを説明いたしました。

これからは、5つの原則をもとに、どう行動すれば良いのかを説明していきます。

実践その1 たくさんその言語を聞こう半年で英語をマスターする方法

とにかく、その言語を聞くことが大切。

Youtubeでも映画でも洋楽でも何でも良いので、その環境を整えることが大切です。

また、その際理解できるかどうかは問題ではありません。

言葉のリズムや、「この単語の後に大体このフレーズがくるよな。」といったことが分かれば100点満点です。

実践その2 言葉の前に意味を知ろう(ボディランゲージ等で憶測しよう)半年で外国語をマスターする

ボディーランゲージや、顔の表情などで少々知らない言葉でも、「喜怒哀楽」くらいはくらいは分かったりするものです。

映画だとよりわかりやすいですよね!

もしその言語を話す機会があるのであれば、単語しか話せなかったとしても、臆せずどんどんとボディーランゲージで話していきましょう!

実践その3 単語を並べるだけの言葉を練習しよう半年で英語をマスターする方法

ここは少しスキルの話になりますが、クリス氏によると、

「動詞10個と名詞10個と形容詞10個」で1,000種類の違った文章を作ることができるそうです。

"実践その2"でも言った通りになりますが、単語をつなげるだけでも相手に言いたいことは伝わります。

「私 ご飯 食べる」

これだけでも、「お腹すいたんだな」とわかるはずです。

小さいミスを繰り返して、そのミスを無くしていき、小さな成功体験を重ねていきましょう。

実践その4 頻繁に使われる単語を中心にインプット/アウトプットしよう英語を半年でマスターする方法

よく使われる単語を中心に覚えていきましょう。

英語であれば、1000語程度で日常会話の約85%

3000語で日常会話の98%をカバーすることができると言われています。

実践その5 その言語の先生を見つけよう英語を半年でマスターする方法

皆様の子供の頃の日本語の先生は誰でしたか?

大体の人が、お家の人だったり、自分のめんどうを見てくれる人だったと思います。

その際、もう覚えていないかもしれませんが、「これはこうやって言うんだよ」と教えてもらった経験があるはずです。

子供の話す言葉は他人が聞くと意味不明でも、身内だと理解できたりしますよね。

だからこそ子供は安心して失敗できて、チャレンジすることができて、成長することができるという訳ですね。

大人でも同じです。そういう先生を見つけてみてください。

あなたのやる気を削ぐような注意の仕方をしてくる人は、やめておきましょう!例:そんなんもわからへんの笑?

実践その6 発音する時の顔を真似てみよう外国語をマスターするには半年でok

発音するには、顔の表情などを動かす筋肉が正しく動かないと、きれいな発音はできません。

ポイントは、顔の動きに対する音をよく聞いて、その通りの顔の動きをする。

もちろん、そのネイティブの顔の動きをよく観察する必要があります。

ネィティブが近くにいない場合は、動画や映画でも構いません。

実践その7 単語を自分のイメージと結びつけよう外国語をマスターするには半年必要

知っている単語やものには全て「イメージ」があることに気づきしょう。

例えば、「火」をイメージすると、『煙の匂いがして、パチパチと音が聞こえて、炎が見える』と言ったもの。

この「イメージ」は、慣れていないと最初のうちは時間がかかる場合がある。

こうして、単語をイメージとして捉えることができると、新しい単語に出会っても「イメージ」と関連づけて覚えるのが早くなる。

知らない単語が出てきたら、「Googleの画像検索」で調べてみるのも面白いです。

まとめ

最後に、今回の記事の内容をまとめておきます。

2つの誤解を解かないといけない。

①才能は必要ない

②習いたい言語の国に行く必要はない


5つの原則

1)自分に関わる言葉に集中すること

2)その言語を最初から「コミュニケーションツールの1つ」として使い倒すこと

3)伝達内容を前もって理解していれば、言語は無意識のうちに身につく

4)外国語習得は筋トレ

5)心理状態が重要

7つの実践

1)たくさん聞くこと

2)言葉より先に意味を知ること

3)単語を組み合わせること

4)コアの部分に集中すること

5)外国語の先生を見つけること

6)ネイティブの真似をすること

7)単語のイメージをとらえる。

パッと言われてすぐできる様なことではありません。

ただ、だからと言って何もしないと何も始まりません。

全て実践は難しくても何か1つの実践を何か1つの原則に従ってチャレンジしてみてはいかがでしょうか!

私も実際に以上のことを意識して英語を学び、新しい言語も学んでいこうと考えております。

一緒にがんまりましょう!

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