※この記事は、「be動詞がそもそも分からない」「何個もあって使い分けが難しい」「beって何なの?」この様にbe動詞の使い所や使い方が分からないという方に書いております。
be動詞とは?と聞かれると、
"is""am""are"!!!
以上の3つは結構有名ですよね。1度は聞いたことがあるかと思います。
ただ、"be"動詞と呼ばれているにもかかわらず、肝心の"be"がどこにも登場しておりません。
果たしてどのように使われているのでしょうか?
be動詞とは何?
彼らの種類は、"is""am""are"の3つと、過去形である"was""were"の2つ。全部で5つあります。
結論、使い分け方は主人公の数によって変わります。
それぞれどのような使い方をするのか見ていきましょう!
be動詞の用法は?
be動詞は"主語"と"補語"を
"="で結ぶ役割を担ってるんやで
と学校でも習いますが、詳しく分解すると下記のようになります。
I am happy.
I = happy.
私=幸せ
私は幸せです。
要は、"主人公"がどんな状態なのかを伝えてくれるのが、be動詞なんです。
be動詞の訳はどんなの?
「です/ます/います」は一旦忘れてください!
これからは少し不自然ですが、
「〜の状態で存在している」
こういう風に訳すように意識してみてください。
一体なぜでしょうか?
例えば、
「私には兄がいます。」
こんな文章が出てきた際、
「います」があるからbe動詞出てくるやろ!
と思っていると、大怪我します。
それではボブくん、一度英訳してみてください!
まず文章の主人公が"I (私は)"だ!
そして「います」があるから、be動詞も要るね!
"I"のbe動詞は"am"だから…
"I am"になるね!
そしたら、「兄がいる」だから、
"I am a brother."
できたぞ✨!!!
・・・・・・・あれ?
はい。そうなんです。"I am a brother."この英文の訳はどうなりますか?
"I am a brother."
「私は兄だ」
こうなりますよね?これでは本当に言いたかったこととはかけ離れていますね。
実は「私には兄がいます。」という文章を英語に直すと、
"I have a brother."
となります。
「います」があるのにbe動詞が無い、英語から日本語に訳すときに訳分からない、そんな状態に陥ってしまう可能性があります。be動詞は少々不自然だったとしても「〜の状態で存在する」と訳す様にしましょう!
be動詞"am"の使い方
一番シンプルなのが、"am"です。文章の主人公が「自分」の時にしか使いません。
be動詞"is"の使い方
話の主人公の数が"1"の時にしか使いません。
一見複数いるように見えたとしても、一度立ち止まってよく見てください。例:Our teacher「私たちの先生」"Our"(私たちの)は一見複数いるように見えても、"Our teacher"「私たちの先生」は1人しかいません。
be動詞"are"の使い方とは?
文章の主人公が"2以上"いる時にしか使いません。
どこまでが文章の主人公なのかに注意してください。"You and I"「あなたと私」が主人公なら、”2以上”いることになるので、be動詞はare。"You and I are"となります。
You are my friend.
あなたは私の友達です。
「あなた」は1人しか居ないのになんで"are"を使うのでしょうか?
実は、「あなた」という存在にヒントがあります。「あなた」という存在は「私」がいないと、存在できない人なんです。
つまり"話し手"含めて2人という事なんですね!
1度下記のことを想像してみてください。
あなたは今友達の"独り言"を聞いています。
次の3つのうち、
どの独り言を聞くと
あなたは怖くなりますか…?
A,「…俺今日何食べよかなぁ…ボソ」
B,「…あいつ今大丈夫かな…ボソ」
C,「…君名前なんて言うの…?ボソ」
圧倒的にCじゃないですか?笑
「あなた」とか「君」とかの存在というのは、「私」がいないと存在できないんです。
だから、「あなた」が主人公の際は、主人公が複数存在する時の、"are"を使うという訳でございます。
be動詞は何で"動詞"なの?
英語は、「存在するだけで"動き"になる。」ということがあります。これは何もbe動詞に限った話ではありません。
一般動詞でも同じことが言えます。例えば、下記のような単語
「留まる」"stay"、「愛する」"love"、「願う」"hope"、「望む」"want"
これらは全て"動き"ですが、実際に動いてはいませんよね?
be動詞も同じ感覚でいていただければ良いです!
be動詞の"be"って何なの?
"is""am""are"から「動きの部分」だけ消したものです。つまり動詞ではなくなるということですね!
"動き"の部分がなくなり「動詞」ではなくなったものの、意味が変わるわけではありません。「〜の状態」という部分は同じです。
"be"はどんな時に使うの?
上記にあるそのままですが、「〜の状態」という部分は残しつつ"動き"がいらない時にこの"be"が活躍します。
「be動詞(is,am,are)の裸の状態」と考えてください。
"誰"という服と"いつ"というズボンが2つ揃わないと、姿を変えることができず、"be"のままです。
"誰"の部分が「He」
"いつ"の部分が「今」
なら、"He is"になります。
"誰"の部分が「I」
"いつ"の部分が「過去」
なら"I was"になります。
"誰でもいつでも"という表現だと、"誰"の要素も"いつ"の要素も無いので、"Be"のまま使ってあげてください。
"Be quiet!"「誰でもいつでもここでは静かにしなさい!」
文章には1つの"動き"しか入りませんでしたね。
ただ「私はお医者さんになることを望んでいる。」この文章を英語に直すと、
「望んでいる」という"動き"の"want"と「〜になる」という"動き"の"be動詞"が必要ですね。
しかし、"I want am a doctor"なんてことはできません。"動き"が2つも入ってしまっています。さてどうしましょうか。
"I want am a doctor"この"am"の部分を"be"に変えちゃいましょう!
"I want to be a doctor."これで相手に正しく伝わりますね。
途中で登場しました、"to"はまた前置詞の説明の際に詳しくお話をします。
まとめ
いかがでしたでしょうか!
be動詞は学校で習うことより遥かに奥深いわけなんですね。
be以外にも、"been"や"being"などもありますが、それはまた後日説明します。
ただ、"being"はもう想像することはできるかもしれませんね!
ヒントは、"be"+"ing"。それと、この記事を読んでいただけますと良いと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!