英文法

【英語の助動詞】意味はたくさん!でもイメージは1つだけ!

助動詞のイメージ一覧
  • 助動詞の意味を全部覚えきれない。
  • せっかく意味を覚えたのにどう訳せばいいのか分からない。
  • それぞれの使い方が分からない。

そんな方々におすすめの対策を記載しております。

前回の投稿【英語の助動詞とは?】"1つ"の考え方で"全て"が解決!〜位置と使い方編〜にてどこに助動詞を置けばいいのか。そもそもどんな役割があるのかについてお話をしておりますので、ぜひそちらをチェックしてからこちらの記事に帰ってきてください!

助動詞の仕事や、置くべき場所はわかった…でも意味すごい数あるし、どれを覚えればいいのか分からない!

なんて悩みは誰しも持つ悩みですね!

中学の頃は簡単だったけど、高校にあがってよく分からなくなったな…

なんて思ってる高校生もいるかもしれません。

今日からは、この記事でイメージと一緒に使い方も覚えてしまって助動詞マスターとなりましょう!

助動詞"Will"

助動詞"Will"のイメージは「話し手の意思」です。

willのイメージは意思

主人公(主語)ではありません。あくまで話している人から見た”意思”になります。

また、"will"は「未来形」ではありません!

"〜形"という言葉は、その単語の形が変わることを表しています。

例えば、現在形が"eat"。その形が過去の形になると、"ate"。これは過去形と言えますね!

では、"eat"の"未来形"はどうでしょうか?出てきますか?

英語には実は"未来形"はありません。この事を勘違いしてしまうと、後々大変なことになってしまいますのでご注意ください!


意思

メアリー

"Did you finish your HW!?"

あんた宿題終わったの!?

ボブ

I will! I will!

わかったわかった!やるよ!


この場合、ボブ(話し手)の"will"がボブの意思ということになります。


予測

ボブ

I want to go to the park...

公園行きたいな…

メアリー

Sorry...I'm cooking right now, but your daddy will take you there!

ごめんね…今お料理してるから、でもお父さんが連れて行ってくれるよ!


この場合は、お家の人がwillを使ってくれていますね!だから、お家の人(話し手)の意思/考えであって、お父さん(主人公)の考えではありません


法則・習慣

ボブ

I messed up at school today.

今日学校で失敗したんだ

ダリル

Don't worry accidents will happen.

大丈夫。失敗は起きるものさ


依頼

メアリー

Wii you bring water from the fridge?

冷蔵庫から水持ってきてくれない?

ダリル

Sure!

もちろん!


この様にそれぞれの用法に囚われて、諦めてしまうのではなくて元にあるイメージを大切にしていくと自ずと英語脳ができていきます!

そうすると、この"will"も助動詞としての用法以外にも使えるようになってきます。

"Where there is a will, there is a way."「意思あるところに道あり」

この場合、"will"を名詞の様に使っていますね!

be going to との違い

助動詞は、1つの文章に1つしか使うことができません。それでも2つ使いたい時に、"will"の代わりに"be going to"が使えます。

またイメージの使い方の違いとしては、"ing"のイメージを思い出してください。

「もうその状態になっている。」という事を表してくれていますよね!"going"も同じです。

もう"go"している状態なんです。

どこに?

to〜に。

例えば、"I am going to go to school."この文章だと、

「私はもう"go"している状態なんです」「どこに?」「学校へ行くという行動に」=「私は学校に行く所だ

こういう理論なんですね。

だから、「"will"よりも近い未来を表す」と言われている訳ですね!

助動詞Can

話し手から見た主人公の「可能性」をイメージしてください。


能力

ジェシー

I can do better...

私はもっとできる…


「私はもっとよくできる可能性を持っている」というようなニュアンスですね!


許可

ボブ

Sensei...I have a stomachache...

先生…お腹が痛いです…

先生

Oh, are you Okay? You can go home.

え?大丈夫かい?もう帰っていいよ


依頼

ボブ

Can you help me?

手伝ってください

ジェシー

Sorry...I can't.

ごめんなさい…


Will you 〜?とCan you〜?との違い

"Will"のイメージは「意思」なので、"Will you〜?"と聞くのであれば、

「頼んだ事をやる意思はありますか?」という様なニュアンスになります。

"Can"のイメージは「可能性」なので"Can you〜?"と聞くのであれば、

「できるのであればやっていただけませんか?」という様なニュアンスになります。

返事の仕方にも変化がございます!

学生の頃、

先生

Will で聞かれたらWillで答えましょう!

なんてことを聞いたかもしれませんが、時と場合によっては冷たい人間と思われるかもしれません。

"Will you help me?"「助けてもらえませんか?」

"No, I won't"「いいえ、そのつもりはありません。」

この様にそっけなく伝わってしまう可能性があります。

この場合は、"I can't"「できません。」を使った方が、ていねいな感じがしますね!

助動詞May

may のイメージはパワー

「神のパワー」をイメージしてください。

"maybe"「多分」は50%だから、どっちに転んでもおかしくない。(神のみぞ知る)


推量

ダリル

He may come to the party.

彼はパーティーに来るかもしれない。

来る方に「パワー」が流れるかもしれない(パーティーに来る)し、来ない方に「パワー」が流れる(パーティーに来ない)かもしれない。


祈願

ダリル

May peace prevail on earth.

世界が平和でありますように

神にお願いしているイメージ


許可

ボブ

May I come in?

入ってもいいですか?

目上の人を「神」に見立てるイメージ


Mightとは

過去形は、過去も表すことができます。つまり、過去形が表すのは"過去"だけではありません。

力を弱くしたり妄想したり自信なさげにしたりすることができます。

MightもMayの力を弱くしたものです。

"maybe"より"might be"の方が確率が低い訳ですね!

また、Mayの力を弱くしたものの、「神のパワー」のイメージはそのままなので、ある有名なキャラクターの名前などで使われます。

mighty thor

マイティー・ソーですね!

助動詞should

should のイメージ

今までの経験をもとに、「多分こうした方がいいだろう」のイメージ

それを指し示すイメージもあります


推奨

ジョージ

I should bring umbrella.

傘持っていくべきだな

今までこの雲行きで雨に当たって来たんだろうなぁ


確信

ジョージ

If I leave here now, I should get there by tomorrow morning.

今ここを出れば、明日までには着くな

今までの経験上、これくらいの時間がかかるんだなぁ


驚き

ボブ

It is shocking that she should say such a thing !

彼女がそんなことを言うなんてショックだよ!

おとなしい女の子にもの凄い悪口言われたんかなぁ

shallは?

"Shall"は"Should"の元の形です。"Shouldは過去形なんですね!

過去形にすれば、その言葉の力が弱くなったイメージを覚えていますか?

なので、ShallはShouldの力を強くするイメージです。

"Shall"のイメージは、「あなたの未来はこうだ!」と決めつけるイメージです。

あまりにも強すぎるため、今はほとんど使われておりません。

助動詞must

自分の意見を相手に押し付けるイメージ


義務

ダリル

My car is very dirty. I must clean it.

自分の車がきたない。きれいにしなきゃな。

これは自分が自分に押し付けてるイメージですね!


確信

メアリー

You must be mistaken!

あなたは間違ってるに決まってる!

「自分が絶対正しい!だからあなたが間違ってるに決まっている!」これは相手に押し付けています。


否定

先生

You must not be late!

絶対遅れるなよ!

have to〜との違い

どちらも「しなければならない」という強制するイメージのある言葉ですが、この2つにも決定的な違いがあります。

ポイント!なぜ"have"を使うのでしょうか?

一体何を"have"持っているのでしょうか?

ヒントは、「しなければならない」という訳にあります!

実は、「義務」を持っているというイメージがあるんです!

"I have to do my HW"「私は宿題をする義務を持っている」というイメージですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか!

それぞれ左上に太文字で用法を書いておきました。

用法だけ見ていくと途方もない量の意味が出て来ますが、それぞれ1つのイメージを持って、そのまま「確かにこういう風に訳せるよね!」と理解した方が圧倒的に早く英語を習得することができます。

木を思い浮かべてもらうと分かりやすいかと思います!

英語は木

"枝"を頑張って見たところで、数が多すぎて途方に暮れますよね。

ただそのまま辿っていくと、どの枝も"1本の幹"から来ていることがわかります。

枝が別々に見えたとしても、根本の幹は同じということですね!

そういう風に英語を見ていくと、単語を覚えるのもそこまで苦にならないと思います!

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