この記事は、カナダの事情や、ホームステイの実態、おすすめのお土産に関してまとめたものとなります。
カナダに来て1週間が経ちました!
早かったような長かったような不思議な感覚ですが、「もう1週間たったのか」というのが今の正直な感想です…。
カナダ留学の準備をして、1泊目はホテルに泊まるから予約の確認をして、ホストファミリーに1時に会うからルート検索をして、ホストファミリーに無事会えたと思ったら今度は、その後の部屋探し…。
ヤメテクレェェ!!!
こんな感じで毎日を過ごしておりますが、そんな中でも現時点で気がついたことをまとめていこうと思います。
ホストファミリーについて
まず最初に!
あくまで一個人としての意見となり、数少ない短期のアメリカ留学2回のホームステイの経験を重ねての意見となりますので、この記事が全てではありませんので、悪しからず…。
カナダのホストファミリーについてですが、数年前に経験したアメリカのホストファミリーと比べてかーなーり割り切ってる人が多いみたいです。
つまり、ホストファミリーとして皆様を受け入れることを仕事と考えてる方が多いということです。
例えば、ホームステイと聞いて皆様が想像するのはどんなものでしょうか?
週末はBBQをして〜、たまに家族でどこかへ出掛けて〜、夕食は家族みんなで食べて〜、とにかくフレンドリーなのー!!きゃーーー!楽しみーーーー!
こんな所でしょうか。
一切ございません!
夢を壊すようで大変申し訳ございませんが、少なくとも今私がいるホームステイ先では、そういうのは全くと言っていいほどありません笑
夫婦+猫ちゃんがいるホストファミリーですが、まずほとんど家にいません。(猫ですら神出鬼没…)
朝起きてもいないし、帰ってきてもいないのは当たり前。
夜ご飯時は1階から
"Dinner!"
と言う声を聞いてすぐに降りて行ってもまぁたいなくなってる…。忍者の家に来たんか?わしゃ
その割に、家のルールが厳しい?ので口を開けば、
「あれをしろ」「これはすんな」最後に「Good」
と言われるだけ…。
まだ幸いなことに、もう1人コロンビア人のルームメイトがいたので、時より話すことができていますが、彼がいなければ多分ミイラと化していたことでしょう…(危なかった…)
対して、アメリカでは教会にも連れて行ってもらったし、当時ダンスをしていたのですが、
俺ギター弾けるから今度教会で踊ってくれよ!
と言ってもらったり(贅沢なことにオーディエンスはもちろん、コーラスまでいました笑)、とにかくいろいろなことをしていただけました!(楽しかったなぁ)
私ドミーが思うこと
アメリカとカナダの大きな違いは、ファミリーとして受け入れるか、仕事として受け入れるかの違いかと思います。
ファミリーとして受け入れてくれるなら、もちろん「家族」になるわけですから、そこには少なからず「愛」があります。
仕事として受け入れるなら、必要最低限のもの「3食の食事」と「屋根があるところ」を提供さえすれば、あとは何もしない。というのが当たり前になります。
全てのホストファミリーがこうだ!とは言いませんが、あくまで私ドミーの実体験/一般論だと思って聞いてください!
ホストとの生活で注意すべきところ
これはカナダでもアメリカでも同じことが言えることですが、自分が思っていることは基本的に口に出して言わないとわかりません!
我々日本人にとって、「はっきりと意見を言う」ということは、多少なりともハードルを感じる部分ではありますが、これは乗り越えなければならないハードルです。
例えば、ホームステイ先で出された食事が口に合わなかったとしましょう。(オブラートなしで言うなら、不味かったとしましょう!笑)
どう?美味しい?うちの自慢の料理なんだけど…
と目を輝かして言ってきます!
でもどうしても耐えられません…!どう頑張っても不味いものは不味いんです…!あなたならどうしますか?
…G,Good…
とかなり苦笑いで言ってしまう方、多いのではないでしょうか…?
後は、
(察してくれ…!!!頼む!!)
と神頼みの状態ですよね。
そんなことを言おうもんなら、
本当に!?よかったぁー!かなり心配だったんだぁ!どんどん食べてね!
と逆に喜ばせてしまって、おそらくあなたがホームステイをする期間全てその食事になることでしょう…(いいやぁあぁぁぁあ!)
かといって、
え?クソ不味い
なんて言おうもんなら、喧嘩が始まります笑
どうすればいいのでしょうか?
結局我慢するしか無いのでしょうか?
空気を読む国・読まない国
ここで1枚の画像を見ていただきましょう!
これは私が今非常にお世話になっている、SELC college で教えていただいたものとなります。
また学校のことに関しても記事を書きますね!
①High-contextとLow-context
②No aggressive but be assertive
③Explain, Needs&Wants, Expression&Gestures
の3つに分けて説明しますね!
High-contextとLow-contextというのは、要は「空気を読むかどうか」です。
高ければ高いほど、空気を読みます。
日本は言うまでもなく、トップに君臨していますね!
一方カナダ・アメリカはどうでしょうか?
真ん中付近にいるのがわかりますね!どの記事をみたとしても基本的に同じ様なグラフになります。
気になる方は、
High-context, Low-context
と検索してみてください。上記のものをそのままコピーして検索バーに貼り付ければOKです!
つまり、先ほどの例を出すと、"G...Good..."と言った時点で、相手が日本人の場合は
おや?これはまずかったな?
と勘づいてくれて、さらにそれを思わせてしまったと罪悪感を感じないようにメニューを変えてもらえたりもしますよね?
だからこそハッキリ言う事を嫌い、何とか相手に察してもらおうとする訳です。
反対に、低ければ低いほど空気を読まないので、
だって"Good"って言ったじゃん
美味しかったから"Good"って言ったんでしょ?
という我々にとってはあり得ないスタンスになります。最初はいじわるされてるかと思いますよね笑
こういったことから、相手にしっかりと口に出して言わないといけないという事がわかります…。
何とか言葉を濁して、相手に察してもらうことがDNAに組み込まれている我々にとっては、少しでも相手に自分の意見を伝えるということはかなりハードルが高いことだと思います…!
気持ちの伝え方について
伝えなきゃわかんないのはわかった!
ただどう伝えたらいいのかわかりませんよね?
だって、
いや、くそ不味いけど?
って言ったら言ったで傷つくんでしょう?
それで必要な考え方が、②番の"No aggressive, but be assertive"です。
aggressive(アグレッシブ)という言葉は聞いたことがある方も多いと思います。
特にスポーツではよく聞きますよね!
アグレッシブにいけ!
すごい良さげなイメージがあると思います!
私も大学生の頃、英語のプレゼンでこの言葉をドヤ顔で使っていました。
ただ、このaggressiveという言葉は、かなり"攻撃的"なイメージがあります。
例文:
He is very uncooperative and aggressive.
彼は非常に非協力的で、攻撃的だ。
もう一つのassertive(アサーティブ)は、自己主張するというイメージですね。
例文:
She is an assertive little girl.
彼女は自己主張がしっかりできる小さな女の子だ。
つまり、"No aggressive but be assertive"というのは、
「攻撃的にはなるな。ただ自己主張はしろよ」という意味になります。
なるほど!そんな言い方があるのか!でもどうやって?
大切なことは3つあります。
- Explain(理由の説明)
- Needs & wants(どうしたいのか/どうして欲しいのか)
- Expression & gestures(表現とジェスチャー)
以上の3つです。
それでは1つ1つ見ていきましょう!
Explain(理由の説明)
どうしてそれが嫌なのかを具体的にはっきりと言いましょう。
例えば食事に関してだと、
「辛すぎるんだ」「甘すぎるんだ」
「日本で食べてたものと違うくてどうしても受け付けないんだ」
自分がなぜその食事が嫌なのかをはっきりと言いましょう。
ただ、そこで終わってしまうと、
そうなんだ!私にはちょうどいいよ!
と本当に信じられないことを言われておしまいです。(イヤイヤイヤ!!そうじゃない!主の話はしてないんじゃ!)
嘘つけぇ〜!!
そう思いますよね?そこまでひどくないでしょうと思いますよね?
残念ながら本当にそこまで空気が読めないんです…。
そこで必要なのが、2つ目のものになります。
Needs & wants(どうしたいのか/どうして欲しいのか)
ここで1つ私の友人の話を聞いてください。
昔、友人とアメリカのポートランドにホームステイした際、彼のお弁当に人参の料理が出てきたんです。
彼は人参が大の嫌いでした。
「少々の食文化の違いは受け入れられるけど、これは無理だ!」
そう思った彼は勇気を持ってホストマザーにこう言いました。
"I don't like carrot."「僕は人参が嫌いなんだ」
"OK!"
ほっと一息つき、次の日のお昼ご飯です。
期待して蓋を開けると、満杯の人参の生野菜が鎮座していました。
料理すらされていない、ただの人参です。なかなかの量がありました…。
当時はお腹を抱えながら笑い、「ただの嫌がらせやん!」と思っていましたが、今なら何となくわかります。
おそらく、ホストファミリーは彼の決死の覚悟で伝えた思いを、
「嫌いだから克服したいんだ」
的な雰囲気で受け取ったのではないかと思います。
彼には気の毒ですが、このリアルな体験をこれからホームステイする皆様のために活かしましょう!
この場合どう伝えればよかったのでしょうか?
その前に、ホストファミリーにどうして欲しかったのでしょう?
少なくとも「克服するのを手伝って欲しかった」訳ではありませんよね!
「もう出さないで欲しかった」のではないでしょうか?
そこまで言わないといけなかったんです。
"I'm sorry, I don't like carrot. Could you please change to another vegetable?"
「ごめんね、僕は人参が好きじゃないんだ。他の野菜に変えてくれませんか?」
これで、ようやくホストファミリーはどうすればいいのか理解することができます…(ようやくか!)
何か要望する時は、「主観的」になるのではなく、誰が見てもどうすればいいのかはっきりとわかる様に、「客観的」になる必要があります。
つまり、「嫌いなんだ」だけでは、「だから克服するのを手伝ってくれ」にも、「もう出さないでくれ」にも、「でもこの人参は食べられたよ!」にも、捉えようとすれば捉えることができますよね!
日本語でも、
「実は人参嫌いやねん。でもこの人参は甘くて食べられるわ!」
なんてことも言います。
「嫌いなんだ」だけでは、結局何も伝えていないことになってしまうんです。
そこからもう1歩踏み出して、「もう出さないで欲しいんだ」まで伝えることができたら、誰がどの様に聞いても、「もう嫌なんだね」と受け取ることができるんです。
それでも人参が出てきたら、嫌がらせでしょう笑!
Expression & gestures(表現とジェスチャー)
そんなの自分の英語力じゃ無理だよ!
そんな方には、最大限ここを頑張っていただきましょう。
ズバリ「演・技・力」です。
ものすっっっっっっっっっごく申し訳なさそうに言ってください!
”I don't like this.........I'm so sorry.........Please change........."
そんなに難しいことは言っていません。
全力で申し訳なさそうに何なら手を合わせながら言うと、流石に向こうも察してくれます笑。
どうしても伝わりそうにない場合は、奥の手「演技力」です!
日本を出る前に鏡が割れるくらいこれを練習しましょう!
それでも人参が出てくる場合は、ホストファミリーを変えてもらいましょう笑
以上の3つを頭のどこか片隅に置いておくだけで違いますので、これからホームステイする方は是非覚えておきましょう!
おすすめのお土産
最後に、おすすめのお土産をご紹介しようと思います!
ホームステイ先に何を持っていけばいいか迷いますよね〜!
まず大前提に、何を渡したとしてもかなり喜んでもらえます!
なので、高級なものや手の込んだものを渡さなくてもいいです。
何を持っていけば喜んでくれるかな?
と悩んでくれた。そのこと自体が彼らは嬉しいんです。
そのことを忘れないでくださいね!
それを踏まえた上で、私ドミーが
「あぁー!これ持ってくればよかったな!」
と感じたものを紹介します!
もう言ってしまうと「便利グッズ」です!
特に、キッチン周りの便利グッズは喜んでくれるのではないでしょうか!
私が今いるホームステイ先では、お皿を洗うスポンジがありません。布です。
ボトルを洗う用のものなんてあろうはずがありません。
バーテンダーみたいにシャカシャカしています。
スポンジなんて、100円ショップにもありますよね!
おそらく、かなり喜んでもらえると思いますよ!
まとめ
いかがでしたでしょか?
これからホームステイすることが決まっている方、ホームステイしようとしている方。
日本を発つ前に読んでいただけるとドミーは幸せです!
もちろん!今現在進行形でホームステイしている方もどんどん読んでください!
- Explain(理由の説明)
- Needs & wants(どうしたいのか/どうして欲しいのか)
- Expression & gestures(表現とジェスチャー)
特にこの3つは是非覚えておいてくださいね!
海外なんて行かないし
という方も、1番2番は意識していただきたいと思います!
いや、空気読めよ
わかるやろ!
というスタンスは正直格好悪いですし、そもそも伝わる訳が無いんですよね!
血のつながった家族ですら、「あなた」ではないので無理です
少しずつでもいいので、自分が感じたことは自分が責任を持って、相手を傷つけずに伝える様にしましょう。
言わないのは、相手を想ってる訳ではありません。嫌われたくないというあなたのわがままです!
とか偉そうに言う私ドミーも純ジャパニーズなので、自分の気持ちをハッキリと伝えるのは苦手です!笑
こればかりは、失敗しながら少しずつ理解していくしかできないんですね。残念ながら…
なのでへなちょこドミーと一緒に頑張っていただければなと思います!
これからもよろしくお願いします!