※この記事は「Be動詞と一般動詞の違いがよく分からない。」
「疑問文にする時に”Is it ~”と聞くべきなのか”Does it ~ ”と聞くべきなのかが分からない」
といった悩みを持っている方に向けたブログとなっております。
学校で一番最初に習うであろう”be動詞”。あまりにも雑に扱われすぎていて、後々苦しむことになるんです泣。
例えば…
be動詞の意味は「です・ます・います」ですよ
なんて先生に教えてもらいますが、
「私には兄弟がいます」
って英語で言うと
“I have a brother.”
となるんです。
「います」があるのにbe動詞を使わないんですよ!
他にも、「そもそもbe動詞のbeってなんなん?」とか「being やら beenやらっていつ使うん?」
と言うところも色々疑問が出てくるのがbe動詞なんです。
それをいまだに!
be動詞の意味は「です・ます・います」ですよ
なんて教えている(少なくとも私が英会話講師をしている時(2021年)はそうでした)んです。
なぜいまだにそういう伝え方をしているのかは謎ですが、とにかく我々は早急な方向転換が必要なんですね。
be動詞の正体は”存在”
じゃあbe動詞の正体って一体なんなんだ!?
それはもう至ってシンプルです。
「存在」を表す言葉なんですね
はて…?
いまいちピンとこないと思いますので、例を出して説明させていただきますね!
I am happy!
これは
こう言う風にbe動詞を「です」という風に捉えるのではなく、
「私は幸せな状態で存在しています!」
と言う風に考えるわけなんです。
I am a student.
「私は学生の状態で存在しています」
I am playing basketball.
「私はバスケットボールをしている状態で存在しています」
たったこれだけ。
過去形になれば、
「その時こういう状態で存在していました」
というだけなんですね。
I was happy…
「私はその時は幸せな状態で存在していました…(今は違う)」
I was a student.
「私はその時は学生の状態で存在していました。(今は違う)」
I was playing basketball.
「私はその時はバスケットボールをしている状態で存在していました(今は違う)」
こんな感じ。
そもそも“be”の使い方って?
そもそも”be”の使い方がわかんないんだけど!?
その気持ちわかります…!
“be動詞”っていう名前の割には”be”の使い方って曖昧ですよね笑
その前に少し英語の文法の法則を復習する必要があります(簡単なのでご安心を)
ズバリ1つだけです!
文章には1つだけ必ず動詞が必要。
この法則があるんですね!
今回は特に”1つだけ”ってところが重要です!
2つは要らないし、2つ入っちゃうとシンプルに「どっち!?」ってなっちゃいます。
beは「存在を表したいけど動詞は使えない時に使える優秀なやつ」って感じです。
例えば、
「私はこれから先生になるんだ!」
なんて英語で言いたい時、こう言います。
I am going to be a teacher.
この文章の”1つだけ”の動詞は”am”になります。
これを今までみたいに砕いて表現をすると、
「私は今先生の状態で存在する事に向かっている状態で存在している」
ちょっとよくわかりませんね笑
これからさらに砕いていきますが、ここで勘違いして欲しくないのが毎回英語を見る度にこの砕いた感覚を持たなくてはいけないわけではありません。
仕組みをわかっていく上で、自然とそれができるようになっていくので、そこはご心配なく。
I (私が)
am(存在している[存在を表すbe動詞])
→どんな風に?
going(向かっている状態で[-ingは始まりがあって終わりがあるもの])
→どこに?
to(目的地を表すto)
be(ここでまた存在を表すbe動詞)
a teacher(先生)
こんな感じですね。
まだぐちゃぐちゃなのでこれから少しずつまとめていきましょう!
I am (私が存在している)
→どんなふうに
going to(ある目標に向かっていっている状態)
→どこに向かっている?
be a teacher.(先生の状態で存在すること)
だいぶん見えてきましたか?
I am going to(私はある目標に向かっていっている状態)
→どこに向かっていっている?
be a teacher.(先生の状態で存在すること)
I am going to be a teacher.(私は先生の状態で存在するという目標に向かっていっている状態で存在している)
=私は先生になるんだ!
これが英語の仕組みなんです!
こういう仕組みを皆様には理解していただきます。
何度も言うようですが、英文を見るたびにこういう風に分解して理解する必要はありません!
ただ英語の仕組みを知っているか知らないかでは天と地の差なのです!!
beingの使い方
一見全く違う単語のようにも見えるこのbeingですが、これは
“be+ing”の形なんですね!
ではこの”ing”は一体何者なのか…?
皆さんご存知「進行形」ってやつですね!
play「(普段)やっている」という動詞を、playing「(この瞬間は)やっている」という意味にしてしまうことができます。
“being”も同じです。
“be”「ある状態で存在する」という単語を、”being”「(この瞬間は)ある状態で存在する」という意味にしていくんです。
なので面白い文章で、
He is nice.
「彼は素敵な人だ」
なんて文章を、
He is being nice.
「彼は(その瞬間だけ)素敵な人だ」
というまるでそれ以外の時間は別に素敵じゃないかのような文章が出来上がります。
追記:ここで先ほどの例文で出てきました”I’m going to be a teacher.”という文章の”going”も同じようなイメージであるということがわかるかと思います!
詳しくはこちらに書いてあります。
beenの使い方
これもまた一見全く違う単語のように見えますが、こうすればどうでしょうか?
“eat”「食べる」という単語を”eaten”「食べられる」という単語に。
“be”「ある状態で存在する」という単語を”been”「ある状態で存在させられる」という単語に。
知っている人も多いのでは無いでしょうか?「過去分詞」と呼ばれるやつですね!
こいつがやたら謎に包まれた存在なんですよね。
一度”been 使い方”的なことを調べてみてください。
必ずと言っていいほど「完了形」だったり「Have been 〜 の使い方」だったりとにかく”been”の意味だったり単体の情報を得ることが難しい(てか無理)状態でしょう!
なぜか?
単体で使うことが無いからです!
よく考えてみてください!
“am”の意味ってなんですか?
“Is”の意味ってなんですか?
「状態を表す単語がbe動詞」って私は言いましたが、
2つとも違う単語なのに同じ用途で使うんですか?
そうなんです。beenがややこしいんではなく、be動詞が我々日本語人にとってはややこしくて仕方がないんです笑
そして特にこの”been”!
この野郎はですね、いわゆる「完了形」でしかみたこともなければ、聞いたこともありません(少なくとも私がカナダで生活している分には…)
なので、この野郎はこちらの「Have 過去分詞を使いこなせ!」にて解説しているので是非チェックしていってくださいね!
まとめ
以上がざっっっっっくりまとめたbe動詞でございます!
重要な要点を集中砲火した感じなので、この記事さえマスターできて仕舞えば、一旦be動詞は大丈夫でしょう!
- Be動詞は「です・ます・います」ではない。「状態を表すための動詞」
- Beingは「ある時間帯だけその状態」
- Beenは「have beenの完了形以外ではほぼ使わない」
以上の3点が今記事のまとめとなりますゆえ!!